どんな歯並びだと治療が必要?

どんな歯並びだと治療が必要?

歯並びや噛み合わせが何となく気になっても、矯正治療が必要なのかどうか、これくらいは大丈夫なのか、ご自身では判断がつかないこともあると思います。矯正治療が必要なケースなのに、そのままにしておくことで様々なリスクが生じるかもしれません。ではどのような歯並びや噛み合わせだと矯正治療が必要なのでしょうか。

きれいな歯並び、良い噛み合わせとは?

歯列が整った口元は自然と笑顔に自信が漲り、相手にも好印象を与えます。そして整った歯並びと正しい噛み合わせは、見た目だけではなく歯やお口全体、そして体の健康維持にも深く関わるのです。

ではきれいな歯並びや噛み合わせとは、どのような状態を指すのでしょうか。鏡を見てチェックしてみて下さい。

・奥歯で噛んだ時、上下の前歯の中心が合っている

・上下の前歯が2~3mm重なっている

・上下の歯が1歯に対して2歯で噛み合っている

あなたの歯並びや噛み合わせは大丈夫でしょうか?

 

矯正治療が必要な歯並びや噛み合わせ

・ガタガタの歯並び(叢生)・・・永久歯が正しい歯列に並ばず、ガタガタに並んでおり歯と歯が重なっているような歯並び。見た目のコンプレックスだけでなく、歯磨きがしづらい歯並びのため、虫歯や歯周病リスクが高くなる

出っ歯(上顎前突)・・・前歯が突出しており、口を閉じても前歯が見えている状態。前から見た感じはきれいに歯が並んでいるように見えることもある。前歯だけが出ているケースと、上顎全体が突出している骨格の問題のケースがある

受け口(反対咬合、下顎前突)・・・下の前歯が上の前歯よりも出ており、横から見たら顎が突き出してしゃくれている状態

開咬(オープンバイト)・・・奥歯で噛んだ時、上下の前歯に隙間が生じる噛み合わせ。前歯で噛み切ることができず、奥歯に過度な負担がかかる

過蓋咬合・・・上下の噛み合わせが深い状態。噛んだ時に上の歯が下の歯をすっぽりと覆ってしまうため下顎が動かしにくく、顎の関節に負担がかかりやすい

上下顎前突・・・骨格的に上下の顎が前方へ突出している状態。前から見ると歯並びがきれいに揃っていても、横から見ると口元全体が前へ突出している

すきっ歯(空隙歯列)・・・歯と歯の間に隙間がある歯並び。見た目に問題がある他、空気が漏れて発音が不明瞭になりやすい

噛み合わせのズレによるバランスの悪さ・・・骨格が原因で噛んだ時に左右の噛み合わせがズレている。顔の中心と顎の中心がズレているため、見た目にも問題が生じる

このような歯並びや噛み合わせは見た目の問題だけでなく、歯の健康や顎の関節に影響が起こりやすいため、矯正治療が必要になります。

 

ご自身やお子さんの歯並びや噛み合わせに不安がある場合、また矯正治療が必要かどうか迷っている場合は、まずはかかりつけの歯科医師に相談してみて下さい。

 

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