矯正治療は途中で止められる?

矯正治療は途中で止められる?

矯正治療は装置を付けて歯を動かす治療期間、矯正後の後戻りを防ぐための保定期間を合わせると、数年かかります。その間に矯正治療を中断したり、止めてしまう方も少なからずいらっしゃいます。では矯正治療を途中で止めることはできるのでしょうか。

矯正治療を止める理由とは?

冒頭でも触れたとおり、矯正治療は保定期間を合わせると、長い年月を必要とする治療です。頑張って治療を続けていても、残念ながら途中で来院が途切れたりして、いつの間にか治療を止めてしまわれるケースも見受けられます。では矯正治療を止める理由として、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

・引っ越しに伴うケース・・・転勤や引っ越しにより、矯正治療が続けられなくなるケースがまず挙げられます。「引っ越しだから矯正治療を止めなければいけない」と思われる方がいらっしゃいますが、この場合、転院の手続きをすることで転勤先や引っ越し先でも矯正治療を続けることが可能です。現在治療中の歯科医院にその旨を伝えれば、紹介状を出してもらえます。ただし、歯科医院ごとに料金体系等が異なるため、転院先では別途矯正治療費が発生することがあります。まずは引っ越しで通院できなくなることを担当医に伝えましょう。

・ご自身の意思で止めてしまうケース・・・引っ越しなど物理的な理由ではなく、ご自身の意思で矯正治療を止めてしまうケースについては、様々な理由が考えられます。まずは患者さんとのスケジュールが合わず、矯正治療の予約が取れないというケースが非常に多く見られます。学校や部活、習い事などで忙しい方はなかなか予約が取れず、そのまま予約をしなくなっていつの間にか矯正治療を止めてしまった、というケースです。

また治療に対するモチベーションが低下してしまうことも、矯正治療を止めてしまう理由のひとつです。矯正治療は先が長い治療で、最初は「頑張ろう!」と思っていても、だんだん面倒になり、途中でイヤになってしまうパターンも多く見られます。その他、通院のたびに行う調整が苦痛という方も、矯正医療を止めたいという理由に繋がることがあります。このように、ご自身の意思によって矯正治療を止めてしまうケースも見受けられます。

矯正治療を止めてしまうことによるリスクとは

では矯正治療を途中で止めてしまうことで、どのようなリスクを負ってしまうのでしょうか。いちばん懸念されるリスクは、後戻りです。矯正治療は、歯に矯正装置を装着して歯を動かしますが、装置を外すと歯が元の位置に戻る「後戻り」が起きてしまいます。せっかく矯正治療を続けていても、治療を途中で止めてしまうと後戻りが起きてしまうため、これまでに費やした時間と費用が無駄になってしまいます。

もしまた治療を再開したいと思っても、止めてしまったところから再スタートできるとは限りません。後戻りが起きていると、再度検査や治療計画の立て直しから始まってしまうことがあります。

また、抜歯が行われた後に隙間を閉じる前に長期間治療が中断している場合は、歯が動きにくくなってしまっている可能性があります。

矯正治療は長期間にわたることが多いため根気のいる治療です。理想の歯並びを手に入れるためにも、矯正治療に対するモチベーションを維持することが大切です。

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